『ヨガインストラクターになるにはどうしたらいい?』とお悩みの全ての人
- ヨガの魅力に引き込まれもっと深く勉強したい
- 大好きなヨガを仕事にしたい!憧れのインストラクターになりたい。
- ヨガの魅力を家族や友達、もっと多くの人に伝えたい
日本でもヨガ人口は増え続け、ヨガインストラクターを目指す人は年々増えています。
ここでは、「ヨガインストラクターになるにはどうしたらいい?」という疑問について、現役ヨガインストラクターとしてご活躍の丹羽さんに本音でこたえていただきました!
この記事を読むと次のことがわかります。
- ヨガインストラクターになるための手順
- ヨガの資格は必要か
- おすすめのヨガ資格
- ヨガ資格の取得期間、費用
- ヨガインストラクターとしてデビューする具体的な方法
- ヨガインストラクターとしてのキャリアの積み方、年収
- よくある質問に完全解説!
ヨガインストラクターを目指す人はどういう理由が多い?
1番の理由は、もともとヨガが好きだったからです。
それまでは出版社でライターをしていましたが、ハードワークばかりで毎日ボロボロでした。もちろん、それでもライティングの仕事は好きだったんですが、ある日突然「取り返しがつくうちに冒険してみよう!」と思い始めて。(笑)
それで一念発起し、会社を辞めてハワイでヨガインストラクターの資格を取得しました。
理由は人によって様々だと思いますが、やはり多いのは「ヨガが好き」という理由だと思います。
今はヨガスタジオも多く、気軽にヨガにチャレンジできる時代です。
レッスンに参加しているうちにどんどんヨガが好きになり、やがてはインストラクターに憧れる…という人が多いのではないでしょうか?
ヨガインストラクターになるにはどうすればいい?
インストラクターになる方法
ヨガには国家資格など公的な資格がないので、極端な話「今からヨガインストラクターになる!」と決めた時点でなれます(笑)
そうですよね、普通は未経験でなんの知識もスキルもない状態からいきなりインストラクターデビューは難しいです。
実際は2つの王道パターンを経て活躍している人が多いですよ。
インストラクターになる方法1
まず、認定スクールなどで、民間ヨガ協会のヨガ資格を取得する。その後、「ヨガスタジオで研修を受けてデビュー」 or 「フリーランスとしてオーディションを受けながらデビュー」
インストラクターになる方法2
ヨガ未資格の状態でヨガスタジオに就職し、社内研修を受けてインストラクターとしてデビュー
この2パターンが王道です。
やはり素人がいきなりインストラクターとして指導するのは難しいので、上記の方法で経験を積みながらインストラクターデビューする人が多いです。
ヨガの資格は取った方がいいか?
ヨガインストラクター未経験者の問題
まず、ヨガインストラクターとして経験がない人は次の課題があります。
ヨガの深い知識や幅広いスキル、経験がない(ので教えられない)
「私はヨガのプロです!」と示せる証拠がない
「方法2:未資格でヨガスタジオに就職」のように、いきなりヨガスタジオに就職して社内研修を受けてインストラクターデビューをしても、自分が担当のレッスンはこなせるようになります。
でも、中級以上の生徒さんにヨガ哲学や解剖学の観点で質問を受けて答えられるでしょうか?
体系立てた知識がないので、「このレッスンがヨガ全体の中でどんな役割を担うのか?」など、わからないことが多いです。
このような状況だと生徒さんに詳しい内容を教えられずヨガインストラクターとしてのキャリアに不安が残る人が多いようです。
でも、「方法1:ヨガの資格を取得する」場合、解剖学やヨガ哲学、アーサナ、アーユルヴェーダなど幅広い知識やスキルを体系立てて習得していきます。また、基礎スキル・知識を取得した後は、「生徒にヨガを教える」ティーチングのスキルも取得します。
このようにヨガ資格を取得すると、幅広いヨガや身体の知識、ヨガのスキル、ティーチングスキルなどの能力をつけられるので自信を持って教えられますし、今後の長いヨガ人生で非常に役に立つでしょう。
結論:ヨガの資格は取った方が安心
なので、ここでは「ヨガの資格は取った方が、この先のヨガインストラクターとして人生に有利に働く」と取得をおすすめしたいです。
またスキルアップして将来的にフリーランスや、独立してインストラクターをする場合も、「私はRYT200、キッズヨガ、マタニティーヨガの資格を取得しています」と経歴書にかけた方が、お客さまから見ても安心できますよね?
やはりそういう意味でもヨガ資格を取得している現役インストラクターは多いです!
【ポイント】ヨガインストラクターになる方法
- ヨガインストラクターに公的資格はないので、「今からヨガインストラクターになる!」と思った瞬間に極論なれる
- でも自信を持ってヨガを教えられるように、「ヨガの深い知識や幅広いスキルを取得する」必要がある
- 長期的にヨガのプロインストラクターとして活動するなら、ヨガ資格を取得するのがおすすめ
どのヨガ資格を取得するのがいいか?
ヨガには様々な協会や企業が多くの資格を出しており、どの資格を取るべきか判断が難しいですよね。
また、不十分なカリキュラムにも関わらず、根拠もなく自社で認定資格として販売している資格もあるので、注意が必要です。
ヨガ資格を取得する目的
基本に立ち返って、なぜヨガ資格を取得するのでしょうか?
ためですよね。
そう考えると、必然的にヨガ資格を選ぶポイントがわかります。
「本当に使えるヨガ資格」を選ぶポイント
⑴実践面
体系的に網羅され、ヨガインストラクターとして長期的に活用できるヨガの知識やスキルが身につくか?
⑵証明性
「一定水準以上のヨガの修練者」として証明でき、認知度が高くその名が多くの人に知られているか?
つまり、この2点をしっかり兼ね備えたヨガ資格を取得すれば、ヨガ資格を取得する目的を達成できるのでオススメです!
具体的に学びたいヨガジャンルがある人
ヨガインストラクターを目指す人の中には「シニアヨガを学びたい」「キッズヨガやマタニティーヨガを取得したい」など、より専門性のある領域を目指す人もいらっしゃるかと思います。
目指される方がヨガの基礎スキルや知識を習得されているなら、いきなり「シニアヨガ」「キッズヨガ」などの取得を目指されるのが良いと思います。
もしまだ一定以上の水準に達せられていないのであれば、まずはベーシックなヨガ資格の取得を通じて、まずは一人のヨガインストラクターとしてデビューを目指すのがおすすめです。
その後、シニアヨガや、キッズヨガなど自分の興味のあるジャンルの専門性を高めていくのが王道パターンです!
「おすすめの認知度が高いヨガ資格」と取得期間、費用
『おすすめの国際ヨガ資格』『おすすめの国内ヨガ資格』と分けて説明しますね。
「おすすめの国際ヨガ資格」と取得期間、費用
全米ヨガアライアンス(RYT)
国際的な活動を視野に入れるのであれば、全米ヨガアライアンスが圧倒的におすすめ。
世界70ヵ国以上で展開しており、認知度が非常に高い資格です。
資格にはいくつか種類があり、取得期間や費用もそれぞれ異なるのでチェックしてみましょう!
RYT200
一番ベーシックな資格。
全米ヨガアライアンスが認定するスクールにて、ヨガの哲学やアーサナ、解剖学などを合計200時間ほど学びます。
そのため、資格取得にかかる期間は早くても1ヶ月半ほど。
費用は40〜60万円が相場です。
RYT500
RYT200に加え、さらに300時間のトレーニングを積むことで取得できる資格です。
より深く学ぶことができる他、キッズヨガやシニアヨガなどの専門性を深めることができます。
合計500時間の勉強が必要なので、資格取得には最低でも3ヶ月ほど必要。
費用も60〜90万円と高額なので、本格的に学びたい人におすすめです。
「おすすめの国内ヨガ資格」と取得期間、費用
AJYAヨガインストラクター
全日本ヨガ協会による国内の認定資格です。
1〜3級があり、級によって取得費用や活動内容が異なります。
AJYAヨガインストラクター 3級
全日本ヨガ協会が認定するスクールにて、インストラクターとして活動可能。
実技と倫理を学び、費用は約9万円ほどで取得できます。
AJYAヨガインストラクター 2級
2級を取得すると、独立して全日本ヨガ協会が認定する教室を開業することができます。
費用は約20万円ほど。
AJYAヨガインストラクター 1級
独自の試験に合格することで取得できる資格です。
認定校を開講できるようになるため、指導者育成にも携わることができます。
費用は約40万円ほどと高額ですが、開業の際に様々なサポートを受けることができるというメリットがあります。
JYIAライセンス
こちらは日本ヨガインストラクター協会による資格。
AJYAと同じように1〜3級まで資格があり、各級によって費用や活動範囲が異なります。
JYIAライセンス 3級
認定スクールでヨガの歴史や解剖学を学ぶことで取得可能。
授業時間は合計38.5時間、費用は7.7万円と比較的手軽に取得できますが、3級だけではインストラクターとして活動するのは厳しいようです。
JYIAライセンス 2級
主にアーサナについてを学び、正しくポーズが取れるように練習します。
合計59.5時間ほどのクラスで、費用は21万円。
2級に合格するとディプロマをもらうことができ、インストラクターとして活動できるようになります。
JYIAライセンス 1級
キッズヨガやシニアヨガなどより専門的な内容について60時間ほど学びます。
そのため、2級を取得していないと受講することができます。
費用は41万円ほど。
合格すれば就職先を紹介や開業のサポートを受けることができます。
ヨガインストラクターとしてデビューからキャリアアップと給料相場
ヨガインストラクターとしてデビューする方法
大きく3パターンの方法でデビューすることになります!
⑴ヨガスタジオに社員として就職する
資格取得後、ヨガスタジオに就職して活躍する方法です(つまり就活をするってことです)。この方法でデビューする人は非常に多いです。
やはり、すでに運営が確立されてるヨガスタジに勤務すると、社員研修やノウハウもしっかりあります。
そこでレッスン経験を積み、運営や集客、接客を学びつつキャリアを積んでいく王道の方法でしょう。
またしっかり経営されてるスタジオだと、産休などの福利厚生やスキルアップ研修、交通費手当、ボーナスなどもあり精神的にも安定して働くことができますね!(ヨガレッスンに専念できるので人気です♪)
⑵フリーランスのヨガインストラクターとして活動
資格取得後にフリーランスとして活動する人もいます。こちらを選ぶ方は、別に本業があり、副業としてヨガインストラクターをしている人も多いです。
フリーで活動する場合、ヨガスタジオのオーディションを受けて、採用されたらそのスタジオのコマを担当されてもらえます。
ただ、オーディションでは与えられたレッスンを先生として披露して審査されるので、ある程度実力や経験がないと難しいと思います。
なので、一般的には⑴のスタジオに就職して活動していくパターンが多いでしょう。
⑶独立、開業する
資格取得後に独立、開業する方法もあります。
実際に独立して生計を立てていくには、自分でレッスンプランを計画し、集客から顧客対応、経理、経営までをこなす必要があります。
ヨガ未経験で独立してそこまで実践するのは、普通の人ではなかなかハードルが高いのではないでしょうか。
もしそう感じる方は、⑴の方法でまずはスタジオに就職し、経験を積んでから独立されるのがおすすめですよ♪
ヨガインストラクターとしてキャリアアップと給料相場(年収相場)
さて、ヨガインストラクターとして華々しくデビューした後、どのようなキャリアップがあるでしょうか?
デビューの仕方は先ほどあげた3つ
⑴ヨガスタジオで社員として働く
⑵フリーランスとして活動
⑶独立、開業する
がありますが、キャリアップとしては次のようなパターンが多いです。
①ヨガスタジオの社員としてキャリアを上げていく
未経験としてスタジオに就職
誰もが最初は未経験です。まずは研修を受けて、担当のレッスンを持ちます。
東京都内の求人情報を見ると、未経験で月収20万〜(年収250〜)が相場です。
経験を積み担当レッスンの数やレベルを上げていく
自身のヨガスキル、ティーチングレベル(指導レベル)が上がってくると、当然任されるコマ数も増えてきます。
また生徒さんからの評判も良く、ファンがつけばイベント講師を任されるなどヨガインストラクターとしてレベルアップします。
そうなると、当然給料も上がります。上がり幅は所属するヨガスタジオや、自身のスキルによっても違うので一概には言えませんが、3〜5年で看板レッスンなど担当できる状態になれば月30万〜(年収400万〜)が相場でしょう。
自分の興味や得意な領域に挑戦していく
ヨガインストラクターとしてキャリアを順調に積み重ねてくると、インストラクターを束ねるリーダとしてマネジメントを任されたり、店舗運営(スタジオ管理、売上管理、清掃業務など)や、新レッスンの企画、商品販売など様々なことに挑戦もできると思います。
また店長に昇格したり、広報を担当したり、あなたの努力次第でどんどんキャリアアップの可能性が広がります。
②人気インストラクターとして活動の幅を広げる
未経験のウチは実績と信頼を積む
未経験のうちは採用されたスタジオでしっかり実績を積み、店舗さんからも、お客さんからも信頼されることが大事です。
収入面では、未経験のうちは東京都内だと1コマ2,500〜4,000円が相場でしょう。
1日2コマで週2回だと月給40,000円〜6,4000円が相場になります。
もちろんコマ数や、掛け持ちするスタジオの数が増えるとその分だけ収入が増える計算になりますね!
ヨガインストラクターを目指す人の為のQ&A
ここまで「ヨガインストラクターになるにはどうしたらいいの?」について、ヨガインストラクターになる方法やキャリアップ、給料など徹底解説してきました!
ヨガ未経験だけど、ヨガインストラクターになれますか?
この記事でも説明した通り、まずはヨガ資格の取得を目指して信頼できる養成学校(スクール)で勉強しましょう。
ヨガインストラクター養成学校では、ヨガ未経験の人が大半です。また養成学校には、ヨガを仕事にしたい人だけでなく、ヨガを深く学びたい人など様々な目的の人がいます。
そこで、しっかり勉強し、ヨガのスキルもアップすればインストラクターになれますよ!
体がかたいけど、ヨガインストラクターになれるか不安
事実、生まれた才能で体が柔らかい人もいますが、大半の人はなにもしなければ硬い状態です。
体の仕組みを理解し、適切な運動をすれば一定までは柔らかくなります。
またヨガインストラクターにも体が硬い人はいますし、最低限の柔軟性があればプロとしてやっていけます。(ヨガインストラクターなら体が柔らかくなくてはダメ!というルールもないです)
しっかり努力することで十分な柔軟性はつきますし、体が硬い人の気持ちも理解できます。あなたが最低限の努力を継続できるなら大丈夫でしょう!
男性でもヨガインストラクターになれるか?
ヨガスタジオで男性会員が増えてるのと同様に、男性のヨガインストラクターの需要も増えています。
大手ヨガ養成スクールに問い合わせしたところ、時期によっては20人中10人が男性だったこともあるとのこと。
目安としては1〜3割くらいが男性ではないかと想定されます。結論、男性インストラクターも多く活躍してますので頑張りましょう!
ヨガインストラクターになるのに年齢は関係ありますか?
これも大手ヨガ養成スクールで聞きましたが、20代〜40代が多いそうです。
そして、60代で通われてる人もいるそうです。ヨガは老人ホームやリハビリでも取り入れられるくらい多種多様な方に取り組める運動です。
なので、やりたい!と思ったその時がベストな年齢ではないでしょうか。
人前でヨガを教えるのが不安だけど大丈夫?
誰もが最初のレッスンでは緊張します。そもそも何人もの前で指導する経験など普通の人はないです。
ヨガ養成スクールに通えば、「ティーチング」という講座で、先生と生徒役に別れて模擬レッスンを行うプログラムがあります。
そこで回を重ねることで、人前で話すことに慣れ、自信を持てるようになりますよ!
美人なインストラクターが活躍してる気がする。容姿に自身がないけど大丈夫かな?
たまにこのような質問をされる方がいますが、普通に考えてヨガは生徒と先生の関係で成り立ちます。
生徒さんあっての先生ですよね?
生徒さんの趣味嗜好も様々です。美人なインストラクターさんに憧れてヨガを始めた生徒さんは好みの先生のレッスンを受けるでしょう。
一方で、パワーヨガをマスターしたい。マインドフルネスを習得したい。日々の生活の中にヨガを取り入れたいので、自分の価値観に合う先生のもとでマイペースにヨガをしたい。
そんな色んな目的で生徒さんはヨガスタジオに通います。
なので、あなたらしく、あなたの経験や性格などを生かした授業を行い、しっかりとレッスンを継続すれば自然とファンがついてくるでしょう♪
ヨガインストラクターって副業としてもできる?
実は、副業としてヨガインストラクターをする人も増えています。
スタジオによっては夜遅くまでレッスンを行っているため、仕事帰りに1本レッスンを行うという人もいれば、本業が休みの時にだけインストラクターとして活動するという人も。
安定した収入を得ながら好きなことを仕事にできるので、一石二鳥ですよね♪
しかし、体力的には厳しい面もあるのでやや注意が必要です。
また、本業の会社が副業OKかもきちんと確認しましょう!
「ヨガインストラクターになりたい」方へまとめ
以上、ヨガインストラクターになる方法や資格についてご紹介しました♪
「誰でもヨガインストラクターになれる」ということに驚いた方も多いかもしれませんね!
資格さえ取得してしまえば、よりスムーズに就職&活動できるものです。
一番必要なのは、「ヨガインストラクターになろう!」という決意。
それさえあれば、時間や費用のやりくりは意外とどうにかなります。(笑)